長期の保存も可能で、安価で購入できる便利食材のトマト缶。
では、みなさんこんなお悩みはないですか?
- トマト缶の酸味が苦手。飛ばせる方法はないのかな、、、
- いろいろ商品があるけど、味は違ったりするの?
- いつも中途半端に残ってしまう、、、トマト缶を使い切るレシピを知りたい!
この記事を書いている私は、日々弁当を作り、週3回以上パスタを作る大のイタリアン好きです。
こういった疑問に答えていきます!
1.トマト缶の種類について
ホールトマト
まずは、トマト缶の種類について話していきます。
実はトマト缶の種類によっても酸味が変わってくるのです。
ホールトマトに使われているのは、サンマルツァーノ種等(あるいはサンマリツァーノ種×ロマーノ種)の細長いイタリアントマトになります。
加熱を加えることで旨みやコクが引き出されるのが特徴です。
ホールトマトは文字通りトマトを丸ごと使っています。
果肉部分の甘味と種子部分の酸味が加熱されることで、相まって味に深みが生まれます。
これがトマトの旨味やコクにつながるわけです。
ホールトマトは、煮込み料理など加熱するものに最適です。
カットトマト
カットトマトは、丸い形だ特徴的なロマーノ種が使われていることが多いです。
こちらは実がしっかりしているので、煮崩れがしないのが特徴です。
トマト缶として製造される中で多少種子が取り除かれます。ホールトマトと比べて酸味が少なくあっさりした味わいになっています。
まとめると以下の通りになります。
ホールトマト | カットトマト | |
---|---|---|
トマトの品種 | サンマリツァーノ種 | ロマーノ種 (またはロマーノ種×サンマリツァーノ種) |
酸味 | 強い | 弱い |
最適な料理 | 加熱料理 トマト煮込み、パスタソースなど | 非加熱料理 食感を残したい料理 ラタトゥイユ、ミネストローネ、サラダ用トッピングなど |
2.トマト缶 酸味の飛ばし方5選
① 砂糖
砂糖を入れることで甘さがでてまろやかな味わいになります。
どのご家庭でも揃えている調味料なので酸味を抑えたい場合に砂糖は鉄板ですね!
入れすぎてもトマトの旨味を邪魔してしまうので、入れる量には気をつけましょう。
② はちみつ
同じ甘味なのに砂糖と違うの?と思う方もいるかも知れません。
私としては、砂糖よりはちみつをおすすめします。
同じ甘さでも砂糖より奥深い味わいになります。砂糖より甘味を感じやすいので、少しずつ入れてみると良いでしょう!
③ バター
こちらも間違いない食材です。
バターに含まれる脂が味に深みをもたらします。
酸味を消すというよりは旨味を添加してくれて味のバランスを整えてくれます。
④ 塩
意外と思われますが、塩も味の風味を崩したくない時などにおすすめです。
口にした時の味の風味を図式にして表すと、
酸味⇨トマトの風味という味わいに対して、塩味、酸味⇨トマトの風味になるイメージです。
言葉で表すのは難しいのですが、味わいが酸味だけだと気になる場合もありますが、塩味が入ることで酸味と調和を測ってくれます。
トマト缶に限らず、味がぼやけてしまっている場合には、塩を入れると味の方向性が定まるのでおすすめです。
⑤ オリーブオイルを入れて加熱
筆者一番のおすすめはこれです。
ポイントは弱火で加熱をすることです。
オリーブオイルを入れることで乳化されまろやかな味わいになります。
他と比べてじっくり加熱することで手間がかかりますが、
一番におすすめする理由は酸味を味方にするからです。
加熱することにより酸味が旨味へと変わります。
なので煮込む料理はあえて酸味のある品種を選んでいます。
3.週3パスタ男が作る『8種野菜の具沢山トマトソース』
【8種野菜の具沢山トマトソース】 トマト缶(ホールトマト)…1缶 オリーブオイル…大さじ4~5 にんにく…2片 玉ねぎ…1/2個 にんじん…1本 しいたけ…10個 なす…1本 イタリアンパセリ…適量 塩…2~3つまみ
- それぞれ野菜をカットしていく。
にんにく⇨粗みじん切り
その他⇨みじん切り - にんにくを弱火で加熱する。
じっくり炒めてオイルににんにくの香りを移す。 - その他の具材を入れて、塩を入れる。
塩を入れると、野菜から水分が出るようになる。
余分な水分を飛ばし、野菜の持つ旨味を引き出す。 - 30分程じっくり弱火で加熱する。ソフリットすることで、極限まで水分を飛ばす。
ソフリットとは揚げ焼きのこと。ここが味の決め手になる。 - トマト缶(ホールトマト)を投入する。弱火〜中火の火力で加熱する。
ここではホールトマトを使用します。
トマトは潰しながら加熱する。しっかり加熱し酸味を飛ばしたら完成!
ポイントは、トマト缶を入れる前の野菜をしっかり炒めること。
弱火でじっくりソフリット(揚げ焼き)してあげると、香味野菜の旨味が凝縮されます。
時間にして30分ほど。根気のいる作業ですが、
美味しいソースが待っていることを考えていたらなんてことないです。
酸味が気になる方は、記載した5つの方法でお好みの味に仕上げてくださいね!
これから旬を迎える食材の目利きや食に関する知識を発信して参りますので、
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