和食では欠かせない野菜のカブ。味噌汁や煮物、漬物まで幅広いジャンルで使用されます。
日本では古くから親しみのある野菜です。別名「すずな」とも呼ばれ、春の七草の一つでもあります。
そんなカブですが、旬があるのはご存知ですか。実はカブの旬は春と秋の2回あります。
知っているようで知らないカブ。是非最後まで見ていって下さい!
①カブとは?
カブはアブラナ科アブラナ属の野菜で、ブロッコリーや白菜、キャベツ、カリフラワーと同じ分類になります。
見た目は似ていますが、カブと大根は別の品種になります。
どちらも茎を食用とする点は共通していますが、カブはアブラナ科アブラナ属の野菜なのに対し、
大根はアブラナ科大根属の野菜になります。
カブは甘みがあるのに対して、大根は辛みがあるのが大きな違いです。
カブの歴史は長く弥生時代から伝わったとも言われており、
「日本書紀」にも記されているほど歴史のある野菜です。
現在80種類ほどが栽培されておりますが、東西で品種が分かれています。
東日本はヨーロッパ経由で広まった小型の西洋系のカブがメインで栽培され、
西日本では中型〜大型の和種系が栽培されています。
②根っこ(白い部分)より葉の方が栄養がある?
余談にはなりますが、カブの根(白い部分)と葉はどちらが栄養価が高いでしょうか?
実は葉の方が栄養価が高いです!
βカロテンやビタミンC、カルシウムが豊富に含まれています。
【可食部100gあたりの含有量】
エネルギー | たんぱく質 | カルシウム | 鉄 | β–カロテン | ビタミンC | 食物繊維 | |
葉 | 20kcal | 2.3 | 250mg | 2.1mg | 2800μg | 82mg | 2.9g |
根(白い部分) | 20kcal | 0.6 | 24mg | 0.3mg | 0μg | 19mg | 1.5g |
根の部分と比較して、カルシウム、βカロテン、ビタミンCが
豊富に含まれていることがわかると思います。
カルシウムは、人体の中で最も多く含まれるミネラルで骨や歯の形成に充てられます。
β-カロテンは、体内で大半がビタミンAに変換され、
皮膚や粘膜の健康維持や視力を正常に保つ働きがあります。
ビタミンCは、毛細血管や歯、軟骨などを正常に働かせるのに寄与します。
また、病気に対する抵抗力を強める働きもあります。
捨ててしまいがちな葉ですが、炒めたり漬物にしてもOKです。
癖がなくて食べやすく美味しいので、是非食べてみて下さい!
③美味しいカブの見分け方
カブについて説明してきましたが、いざ買おうと思っても目利きができないもの。
次は美味しいカブの見分け方について説明していきます。
1.葉
葉がみずみずしく、色が鮮やかになっているものを選びましょう。
また、茎の付け根が淡い緑色のものが新鮮な証拠です!
2.表面
カブの表面がきめ細かく、シワがなくハリのあるものを選ぶようにしましょう。
中にはひびが入ってしまうものもあります。
また、時間が経つと水分が抜けてシミが出てきますので注意してみてみましょう。
3.形
大きければ美味しいというわけではありません。
形は丸みがあってツヤのあるものを選ぶと良いでしょう。
4.根
時間が経つと、先端にあるひげ根から乾燥していきます。
ひげ根がピンと張っているものを選びましょう。
5.重さ
手に取ってずっしりと重さがあるか確認すると良いでしょう。
中にはカブや大根、にんじん、ごぼうなどの野菜で見られる、スが入っている場合があります。
スとは、実の中が空洞になっている状態のことを言います。
成長しすぎると、外側に向かって成長していくので中に空洞ができてしまうというわけです。
その分栄養素も少なくなっている状態なので、重みの感じるものを選ぶようにしましょう。
④.洋風おつまみ研究家が教える!絶品おつまみサラダ。
少し変わり種のサラダをご紹介します。
今回はカブといちごを組み合わせたおつまみになるサラダを作りました!
意外な組み合わせかもしれませんが、ひと工夫加えたら美味しくいただけます。
そのひと工夫とは、、、
バルサミコ酢を入れること!
原料のぶどうの甘さをを感じることができますが、
カブのほのかな甘さといちごの甘酸っぱさをの繋げることができます。
意外な組み合わせながらも、まとまりのある味付けに仕上がったので是非見てください!
『カブと苺のクリームチーズサラダ』
【材料(2人前)】
・カブ…1~2個
・苺…4~5個
・クリームチーズ…50g
・オリーブオイル…大さじ2
・黒胡椒…適量
・お酢…大さじ1と1/2
・塩…適量
・バルサミコ酢…小さじ1
①かぶをカットしたら塩揉みし、5分置いておく。
カブの皮を剥いたら5mm幅にスライスする。
カブの葉も一口サイズにカットする。
塩をふたつまみ程入れて揉みこむ。
5分ほど放置したら、カブから水分が出てくるので余分な水は捨てます。
塩揉みすることで野菜に含まれる余分な水分を出して、ドレッシングの味が良く馴染むようになります。
②苺を1/4にカット。
③ドレッシングを作る。
オリーブオイル大さじ2、お酢大さじ1と1/2、バルサミコ酢小さじ1、塩入れたらよくかき混ぜて乳化させる。
④苺、クリームチーズ、黒胡椒を入れてドレッシングを絡めたら完成!
意外な組み合わせも間を繋ぐような調味料や味付けで補うと新しいメニューが出来るかもしれませんね!
インスタでは、洋風おつまみを中心にレシピの発信を行なっています。
興味のある方はぜひフォローよろしくお願いいたします。
今回の『カブといちごのクリームチーズ和え』を是非作ってみて下さい!
また、これからの時期知っておきたい新玉ねぎ、春キャベツのレシピの記事も載せておきますね!
それでは、また!
マイン
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