春先から収穫時期を迎えるアスパラガス。
せっかくなら、美味しい新鮮なものを食べたいですよね!
今回は、アスパラの種類と美味しいアスパラガスの見分け方、そして絶品おつまみをご紹介いたします!ぜひ、最後まで見ていって下さいね。
1.アスパラガスのついて
実はアスパラガスも育てると花を咲かせます。
普段私たちが食べているアスパラガスは、成長しきる前の若い状態で収穫されます。
また、茎のところに三角形の模様が入っていると思います。
こちらはハカマと呼ばれる葉にあたるものがあります。
成長しきる前に収穫されているわけなので、茎でも柔らかく食べやすいのですね!
①アスパラガスの種類
アスパラガスに種類があるのはご存知ですか。
店頭で見かけるものは緑色のものを目にすることが多いですが、
実は大きく分けると3種類あるのです!
1.グリーンアスパラガス
スーパーでよく見かける緑色のアスパラのことを指します。なんと流通の9割近くがこのグリーンアスパラガスと言われています。
土の上から出ている部分が日光により、緑色の成分が生まれて鮮やかな緑色になります。
2.ホワイトアスパラガス
グリーンアスパラガスとは品種が別物と思われがちですが、
栽培方法が異なるだけで品種は同じなのです。
盛り土をして、日光に当てないよう栽培することで白く育てることができます。
ほろ苦いさと濃い旨味があるのが特徴です。
缶詰のイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
それもそのはず。流通量が少ない野菜です。
手間もかかる上、傷みやすいので作り手が少ないと言われています。
なので通常のアスパラガスより高価とされています。
一般的に見るグリーンアスパラガスも出回るようになったのは1970年代と比較的新しい野菜です。
グリーンアスパラガスより先に栽培されていたのが、ホワイトアスパラガスと言われています。
3.パープルアスパラガス
パープルアスパラガスは表皮にアントシアニン系の色素を多く含んでいる為、
紫がかっている点が特徴です。成長が進むと緑色になってしまうため、栽培が難しいのも特徴です。
グリーンアスパラガスより柔らかく、甘みが強いのが特徴です。
②アスパラガスの旬
アスパラガスの旬は春から初夏にかけてと言われていますが、品種により若干異なります。
グリーンアスパラガスは4〜6月にかけてと言われています。
一方ホワイトアスパラガスは少し遅れて、4月下旬から6月。
また、パープルアスパラガスは出荷量が少ないが、5月〜6月に旬を迎えます。
③栄養成分
アスパラガスは、ビタミンAやビタミンC、食物繊維など栄養素をバランスよく含んでいます。
それではアスパラに豊富に栄養素を見てみましょう。
アスパラギン酸
アスパラギン酸と呼ばれる旨味の元となる成分を含んでいるのが特徴です。
アスパラギン酸とはアスパラの旨味の元となっている成分ではありますが、
疲労回復やスタミナ増強の効果を持っています。
栄養ドリンクやスポーツドリンクなどにも入っている成分になります。
βカロテン
βカロテンは体内でビタミンAに変換されます。
体内で増えてしまった活性酸素を取り除いてくれる効果があり、抗酸化作用があると言われています。この活性酸素ですが、適量であれば問題ないと言われております。
ですが増えすぎると老化や動脈硬化につながると言われているので、積極的に摂取したい栄養素です。
ルチン
ポリフェノールの一種で毛細血管を強化する働きがあり、高血圧や動脈硬化の予防効果がある成分と言われています。
また、ビタミンCの吸収を促進する働きがあるので、組み合わせて食べると効果的でしょう。
葉酸
葉酸とはビタミンB群の水溶性ビタミンです。
赤血球を作る働きがあることから、「造血のビタミン」とも呼ばれています。
貧血や動脈硬化の予防に良いとされています。また、妊娠前に摂取するべき栄養素としても有名です。
妊娠前に十分に摂取することで赤ちゃんの脳や脊髄の異常(神経管閉鎖障害)のリスクを減らすことができます。
2.これを覚えてれば完璧!美味しいアスパラガスの見分け方
①穂先がしまっている。
鮮度が落ちてくると、穂先から乾燥が進み細くなり、曲がってきてしまいます。
ささくれになってしまっているものは避けましょう。
②太さがあり、まっすぐ伸びている。
アスパラガスの繊維の数は決まっております。
太いものに比べ、細い方が繊維感が強く筋っぽいです。
また、アスパラガスは鮮度の落ちやすい野菜です。
水分が抜けてくると曲がってくるので、まっすぐのものを。
同じ太さのものがありましたら、重さのあるものを選ぶと良いでしょう。
③切り口が乾燥していない。
店頭では根元にある切り口をチェックしましょう!
収穫から時間が経過すると、切り口が乾燥し筋っぽくなります。
購入する際は切り口のチェックを!必須です!
④ハカマの間隔が広い。
ハカマとは前述の通り、葉にあたるもの。
アスパラガスは暖かくなると急激に伸びるのが特徴です。
伸びる日には1日で10cmにもなることもあるんだとか。
急激に成長するため、繊維も柔らかく食べやすいです。
反対に寒いところで育てるとゆっくり成長するのでハカマの感覚が狭くなり、筋っぽくなります。
⑤ハカマの形が綺麗な三角形になっている。
ハカマの形にも注目です。
ハカマは成長すると枝になります。成長すれば、三角形のハカマが伸びていくことになります。
つまり正三角形のものを選べば、成長する前の段階になるということ。
枝が伸びるにも養分が必要になりますので、
成長前の段階の正三角形の段階のものを選ぶようにしましょう。
⑥切り口の茎の方まで緑色になっている。
よく見てみると茎の方にかけて白くなっているものがあります。
これはホワイトアスパラガスと同様に、土の中で成長した箇所であることがわかります。
つまりは、根に近く固いということ。
茎まで緑色になっていたら、日光を浴びていたことになるので根から離れていることがわかります。
切り口付近の茎まで美味しく食べたい方はよく見て購入してみましょう。
【余談】グリーンアスパラガスの穂先が〇〇なものが甘みが強い?!
グリーンアスパラガス。今まで選ぶときは色が鮮やかでまっすぐ伸びているものを選んでいました。
実はさらに美味しいアスパラガスが存在するのです。
それは、穂先が紫がかっているものです!
変色しているのではないかと思っていましたが、そうではないんです。
旬の春から初夏にかけては、外で栽培される露地栽培で育てられます。
日光をたくさん浴びて穂先がアントシアニンと呼ばれる色素成分により、
紫色に色づき糖度が増すのです。
夏以降はハウス栽培(屋内で栽培)に切り替わり、温かい温室で育てられます。
直接日光に当たらないため綺麗な緑色をしていますが、
露地栽培に比べると甘みが低くなってしまいます。
グリーンアスパラガスを購入する際は、
穂先が紫色のものを選ぶようにしましょう。
3.洋風おつまみ研究家が教える!絶品アスパラガスレシピ。「いくらとアスパラの濃厚味噌クリームソース」
さて、今回ご紹介したいのが味噌と牛乳を使った絶品レシピを公開します。
「味噌と牛乳?!」と驚く方も多いかもしれませんが、このソースがめちゃめちゃに美味しいのです。
特別な技術は必要なく、簡単にできる料理なのでぜひ参考に作ってみてくださいね!
『いくらとアスパラの濃厚味噌クリームソース』
【材料(1人前)】
アスパラ…3~4本
いくら…好きなだけ
にんにく…1/5片
オリーブオイル…大さじ2
塩…適量
味噌…小さじ2
牛乳…大さじ2
七味唐辛子…お好みで
①カットしたアスパラを炒める。
オリーブオイルを大さじ1を入れて、半分にカットしたアスパラを入れて塩を振る。
中に火が通るまで、弱火でじっくり加熱する。
②絶品ソースを作る。
おろしたにんにく(チューブのおろしにんにくでも代用可)、とオリーブオイル大さじ1、
味噌小さじ2、牛乳大さじ2を加えてよく混ぜる。ダマにならないようしっかり混ぜることがポイント!
③アスパラ、ソースを盛り付け。
焼いたアスパラを乗せて、②で作った絶品ソースをかける。
お好みで七味唐辛子をかけてもOK!
あとは、好きなだけいくらをかけたら、絶品おつまみの完成!
何といってもこの味噌×牛乳の組み合わせは斬新ではないでしょうか。
にんにくを入っており、お酒の進む仕上がりになっております。
ここまで読んでいただいた方は、きっと甘くて美味しいアスパラを手にしているはずです。
アスパラの持つほのかな甘さといくらの旨味にこのソースがマッチします!
ソースが余ったら、サラダ用のドレッシングとしても活躍しそうです。
私はミックスナッツを砕いて、こちらのソースをレタスにかけて食べましたが、
リピートが確定しました。
そのくらい美味しいおつまみに仕上がりましたので、ぜひ作ってみてください!
今回はアスパラガスの種類や見分け方、絶品洋風おつまみレシピをご紹介しました。
これからも旬を迎える食材の目利きや食に関する知識を発信して参りますので、
興味のある方は下のインスタ、あるいはこちらのホームページをお気に入り登録していただけると幸いでございます。
マインのブログ(ホームページ)
『春キャベツについて』 通常のキャベツとの違いと最適な食べ方を解説しています。
https://mainnoblog.com/春キャベツの時期とは?冬キャベツとの違いにつ/
『新ごぼうについて』新ごぼうについて。根菜盛りだくさんおつまみレシピをご紹介!
https://mainnoblog.com/新ごぼうの見分け方洋風おつまみ研究家が教える/
マインのブログ/洋風おつまみ(洋風おつまみ研究家)
フォロー、コメントいただけると大きなモチベーションになります!
いつもご覧いただきありがとうございます!
次の記事でお会いしましょう。
それでは、また!
マイン
コメント