【洋風おつまみ研究家が教える!】しらすとちりめんの違い/ 絶品!釜揚げしらすのブルスケッタ

レシピ

スーパーやコンビニ、外食でもよく見かけるしらす。しかしすぐ側にはちりめんの名前が見られることも多いと思います。皆さんはこの違いをご存知でしょうか。
・しらすとちりめんの違いって何?
・しらすとちりめんの使い分けを知りたい!
・しらすを使った絶品レシピを知りたい!
今回はそんな方にお届けできればと思います。ぜひ最後まで見て行っていていただけますと嬉しいです!

1.しらすとは?

しらすはスーパーでも良くみる魚の一つです。
でもしらすって何の魚か知っている方は少ないのではないでしょうか。
しらすは、イワシの稚魚を塩茹でしたものになります。
一年中出回るしらすですが、大きく分けて春、秋の2回旬があります。
取れる時期によってはイワシの種類が異なります。

春はカタクチイワシやマイワシ、ウルメイワシなどさまざまな品種のイワシが混ざっている傾向があります。秋はカタクチイワシが中心となります。
春の方が脂が乗っていると言われております。
しらすの顔をよく観察してみて下さい。意外と顔の違う魚もいるんです!

 出典:静岡県水産・海洋技術研究所
https://fish-exp.pref.shizuoka.jp/04library/4-1-shirasu/4-1-7-shirasu.html#katakuchi

この時期に店頭で見かけた際には是非手に取ってみて下さい!中にはえびやいか、かになども混ざっている場合もあります。見つけたらラッキーです!

2.しらすとちりめんの違い

しらすとちりめん。見た目の形は似ていますが、どのような違いがあるのか解説していきます。

釜揚げしらす

しらす干し

ちりめん

水分量
釜揚げしらす80~90%
しらす干し(太白ちりめん)65~70%
ちりめん40~50%


実は原料は同じイワシの稚魚で、煮沸後の水分量による違いがあります。
水分量によって見た目の色も変わってきます。
煮沸されてそのままのものが釜揚げしらすと呼ばれ、水分量は80〜90%のものを指します。
機械を使ったり、天日干しの工程を加えて、水分量を65~70%にしたものをしらす干しと言います。
さらに乾燥をさせて、水分量を40~50%まで少なくしたものをちりめんと言います。
水分量が多いほど、ふっくら柔らかい食感になりますが、日持ちしないので注意が必要です。
一方で水分量が少ないほどしっかり乾燥されているので、食感は固めになり、旨味が凝縮され日持ちもするようになります。
まとめると、釜揚げしらすはしっとりしていて、ふっくらソフトな食感、ちりめんは旨味が凝縮されしっかりした歯応えを感じられる食感、しらす干しはその中間と捉えておいて良いでしょう。

同じしらすでも食感、味が異なるのでここの使い分けができると料理の腕もグンと上がるはずです!

参考までに、カタクチイワシの大きさによって使用用途が異なりますので、ご紹介します。
カタクチイワシの稚魚になるとしらすやちりめんと呼ばれ、ご飯やサラダ、パスタ等のトッピングに使われます。一方で成魚になると、おつまみに入っている小魚に使われたり、さらに大きくなると出汁に使う煮干しとして使われるケースが多いです。
稚魚 ⇨しらす、ちりめん (ご飯、サラダ、パスタ等トッピング)
成魚 ⇨煮干し、いりこ (出汁の煮干し、おつまみ)

3.しらすを使った絶品洋風おつまみ

今回は、しらすを使った洋風おつまみをご紹介いたします。
パンをトーストするだけで、あとは野菜をカットするだけ!
簡単に作れるレシピになっているので、是非みて行って下さい!

『釜揚げしらすのブルスケッタ』

【材料(2人前)】
・フランスパン…3~4切
・しらす…50g
・トマト…1~2個
・にんにく…1/5片 ※にんにくチューブでもOK!
・バジル…4~5枚
・オリーブオイル…大さじ1
・塩…適量
・黒胡椒…適量

① 具材をカットし、混ぜ合わせる。

トマトを1cm角に切る

にんにく、塩、黒胡椒を入れる。

トマトは玉ねぎのみじん切りの要領で1cm角に切る。
ボウルに移したら、塩、黒胡椒、オリーブオイル大さじ1、にんにく1/5片をみじん切りにする。
にんにくは加熱しないため、粗くなると辛く感じるので、念入りに刻みましょう。
もちろん、にんにくチューブで代用もOKです!加えたらよく混ぜ合わせて寝かせておきます。

②トーストしたパンにひと工夫を。

にんにくをカリカリ。

オリーブオイルを塗る。

トーストしたパンの表面ににんにくを擦って風味をつける。
その後パンにオリーブオイルを上から薄く塗ることで、
これから乗せるトマトの水分を吸うのを防いでくれる!

③具材を盛り付けたら完成!

カットしたトマト、バジル(粉末でも可)、しらすの順で盛り付けをする。
最後にオリーブオイルをかけたら完成!

カリッと焼き上げたパンにさっぱりとしたトマトの風味に爽やかなバジルが香ります。
極め付けはたっぷり乗せた釜揚げしらす。ふんわり食感で程よい塩加減でトマトとマッチします。
しらす干しやちりめんより、ふっくらした釜揚げしらすを使用することがおすすめです!

簡単に作ることのできる絶品レシピ。是非作ってみて下さいね!

今回はしらすとちりめんの違いについてと、絶品洋風おつまみレシピをご紹介しました。
これからも旬を迎える食材の目利きや食に関する知識を発信して参りますので、
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